UMLモデリング技能認定(UMTP) L1

概略

今となっては、上流工程においてきわめて重要(と言われている)モデリング言語の基礎知識を問う試験です。@ITの記事で現在非ベンダー系資格として人気が上がっているものの一つに数えられているようです。とはいえ、モデリングにあまりにも力を注ぎすぎたプロジェクトは大抵失敗しているらしく、ホワイトボードにちょろっと書いて認識あわせをする程度が丁度いいのかもしれません。その、「ちょろっと書いたUMLが読めるかな?」といった水準の試験です。さっさとL2取らないと話にならないかもしれません・・・

対策

中級以上のエンジニアの方にとっては、勉強も何も・・・という感じの難易度ですが、普通の業務ではUMLの全てを使用するわけではないので、一応対策めいたものが必要になるかもしれません。参考書としては、翔泳社から出ている緑教科書一冊で十分です。逆に、僕のように資格の勉強を通じて、モデリングのことを身につけたい、と言う場合、いきなり試験勉強を始めるのは返って遠回りになります。試験勉強の前に絶対に読んでおいた方がいい本がこちら↓

UML モデリングのエッセンス 第3版 (Object Oriented SELECTION)

UML モデリングのエッセンス 第3版 (Object Oriented SELECTION)

この本自体も素敵ですが、巻末のブックリストが充実していて、あれこれ興味を拡げるためのとっかかりとしては最適な気がします。


ともあれ、普通に勉強していれば落ちることがまずない試験だと思います。以前は画面が非常に見にくかったと聞きますが、そのテの落とし穴も一切ありませんでした。



翔泳社の対策本は2008年に第二版が出されています。
UMLモデリング教科書 UMLモデリングL1 第2版

UMLモデリング教科書 UMLモデリングL1 第2版